カッターシャツは脱がない

BERUNです。
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リアルクローズを追及するイギリスでは、いわゆる日本のようなカジュアルファッションというものは存在していませんでした。

いえ、実際にはあったのですが、階級社会の残るイギリスでは、ファストファッションなどのカジュアルファッションを楽しむのは”それなり”の人たちでした。

そのため、日本のようにスーツは格好良く着こなせているが、私服は、、、
という人は皆無に等しいのです。

スーツを格好良く着こなす役回りの人は、行き過ぎたカジュアルダウンの装いをすることはありません。

では、みなさんどのような格好をしているのか。

タイトルにもある通り、休日であろうとシャツは脱ぎません。
その代わり、柄を楽しむようです。

ONタイムのビジネスモードは、無地のシンプルなシャツ、もしくはロンドンストライプ(色と白が等間隔の巾のストライプ)でダブルカフスを着用。
カジュアルシーンでは少し変わったストライプ柄のものや、タッターソールシャツでボタンカフ仕様にするなど、ONタイムとは違いしゃれた柄を選びます。

もちろん、”デニムは履かず、スラックスを履く”。

しかし素材はスーツ地のようなものではなく、フランネルなどの起毛素材や、少しカジュアルな風合いのもの。
タイもそれに合わせて、シルクのものからウールやリネン素材など、全体をカジュアルに落としていきます。

シティを離れて郊外にいくときは、モールスキンやコーデュロイなどのコットン素材に変えて、変化を楽しんでいるのです。

毎日毎日、そんな堅苦しい格好していられない。
という方もいらっしゃるかと思いますが、装いというのは驚くほど慣れるものです。

わたしも最近はめっきりデニムを履く機会が減りました。
アクティブな予定があるとき以外はほとんど履きません。

昔はデニムが大好きだったわたしでしたが、一度マインドを切り替え、服装の水準を”少し”上げることを意識しました。

自ら選択肢を絶つというのはとても気持ちがいいもので、いつの間にか履きたいという欲求も沸かなくなるものです。

ファスティングをやっている方やベジタリアンの方など、周りとは少し違った思考を持っているだけで、日本人は途端につつきたがります。

ですが実際の彼らの意思はとても清らかで、とても強いものを持っています。

いつの間にか、我慢をしているのではなく、それらを求めなくなっていくものです。

食もしかり、装いは自らを律することの大切さを知ることができる物です。
服装を通じて、より芯のある人間になれることを信じております。

行き過ぎたカジュアル思考の現代、今一度考えなおしてみませんか?


Atelier BERUN

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