リネンに頼る季節

BERUNです。

関東もようやく梅雨が明け、連日猛暑が続いています。
毎年30度を超える日が増えると、麻の素晴らしさを実感します。

IMG_2696<Ormezzano by Italy Linen100%>

もちろん麻シャツの着心地は素晴らしいの一言ですが、麻のスラックス、麻のジャケットと、今の時期は全身リネン素材になることも多いです。

IMG_2698<Loro Piana by Italy  Wool/Silk/Linen>

英スペンス・ブライソンなどのアイリッシュリネンは高密度でしっかりとした生地のため、日本の盛夏向きではありません。
7月の後半以降の気温のことを見越して、夏前にはイタリアの軽い生地でリネンジャケットを仕立てておくのもいいと思います。

薄手のリネンジャケットは、着ていてもあまり暑さを感じません。
風がふく度に身体の中まで風が通る心地よさは格別の一言です。

「ワンマイルウェア」、「リゾートカジュアル」など、特に夏は気の抜けたおしゃれカジュアルが蔓延する日本ですが、今一度、改めて装う本当の愉しさを実感していただきたいと切に願います。
海にいくような格好で銀座を歩いても、もはや止める人は誰もいなくなりました。
しかし、街が喜ぶ装いというのも今一度、考えてみたいものです。

 


Atelier BERUN

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