BERUNです。
突然ですが、人が応援をしたくなる人とはどういう人でしょうか。
わたしなりの解釈ですが、本当にその仕事に本気で取り組んでいて、
そしてわたしも物を購入するときは、
しかし、その情熱を若いうちだけではなく、
わたしも大好きな仕事で生計を立てさせていただいている身です。
BERUNはトラッド×2と口うるさく言っていますが、日々、年々、物作りの仕上がるものは変わっていっています。
変わっていくというより、根本の思想はそのままで、
今回書くことは、10年、20年後も同じものを着続けるというトラッドの教
まだ仕事をばりばりこなすような方が、5年後も”同じ気持ち
人生を本気で生きていると、
購入した当初はとても気に入っていたのに、
そういったとき、これからどうやって洋服選びをしていくべきか。これはわたしの考え方めすが
そうすることではじめの2年は、この洋服を着こなせるように
それが”洋服を着こなす”ということだと思います。
そうなるためには、今の自分では少し着負けしてしまうのでは、というくらいの洋服を選ぶといいと思います。
トラッドの洋服は”着てなんぼ”です。
特に英国服はその通りで、着続けていくことによって、はじめてその洋服の良さがじわじわとわかってきます。
新品のBarbour(バーブアー)はとてもじゃないが恥ずかしくて着られない。きれいにワックス掛けされたランドローバーほどかっこ悪いものはない。というのが英国人の発想です。
そのマインドをそのまま日本に持ち込むのは、どだい無理な話です。しかし、本国ではどのように解釈され、どのように使われているのかを理解することは、その物に愛着をもつためにはとても大切なことだと思います。
わたしが皆様に、「(※)神棚に上げず、最低でも週1~2回は着てください」と言っているのはそれが所以です。
(※=「いざというとき、お願いします!パンパンッ」 スーツを日常ではなく、特別なときに着る大切な服にしてしまうことを、わたしは神棚にあげると言っています笑)
そうすることによって、現代の洋服論からは明らかに逸脱した、耐久性や仕立て映えを肌で実感していただくことが日々できるのです。
洋服と付き合うとはそういうことだと思います。
取って替えての世界で生き続けるのは、決して豊かな考え方ではないでしょう。
ホンモノの着るは、偽物を着ないというわけではなく、その洋服を”正しく着る”、ということだと思います。
Atelier BERUN
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