卓越した着こなしとは

BERUNです。

明けましておめでとうございます。
2019年もよろしくお願いいたします。

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2010年の2月から始まったBERUN(ベルン)も、来月には10年目に入ります。
日々、装いで人生に変化をもたらしたい人や、ビジネスや仕事で結果を作りたい人など、様々な人にお越しいただいて、毎日本当に刺激的で愉しい時間を過ごすことができています。
大きく変わっていくような店ではありませんが、これからも日々のささいな気付きや変化によって、微細に変化、進化していくつもりです。

昨年から少しずつ、わたし自身が洋服を楽しむというところから変化してきているように感じます。楽しむというよりは、自分が生きたいライフスタイルがあり、そこに洋服があるというイメージです。
洋服はあって当然のもの、空気のようになってきています。

今までは酸素缶のように、必要なときに足りないものを補うように洋服に頼っていました。がんばっていたパンパンに空気の入った状態のときから、ほんの少し抜けた今、ちょうどいい塩梅です。
結果として、がんばってきた時期を通ってきたことで、今日のスタイルが築けているといえます。

こういう塩梅になるためには、何度も書いていますが、”大切な洋服は神棚に上げずに着倒す”を続けることです。
大切にしているものほど、実際には本当の意味で大切にしていないかもしれません。
レザーやウールは動物からとったものです。自然界(人間界)でたくさん使用することで、独特の深み、アジが出てきます。服は、クローゼットや靴棚でおとなしくしているために作られたものではありません。

例えば、何気なく買った鞄と、高級な鞄を1つずつ持っていたとします。何気なく買ったものをたくさん使っていき、高級なものは月に1、2回程度の使用頻度だとします。すると数年後には、間違いなく、前者のものの方が味わい深くなっていて、格好良くなっているでしょう。

理想形は、価格やブランドなどにも左右されず、何も気負うことなく空気をまとうように自然に着こなすことができることだとわたしは思います。

そもそも洋服は人生をうまく機能させるための道具です。そこに装飾性が付随してきて、人との差別化を測るものになりました。
真面目に考えすぎても面白味がありません。もっとわくわくするようなことを考えて、人生に彩りを添えていきましょう。(そんなわたしは根が真面目なので、どうしても真面目に考えてしまう性分です笑)
堂に入る。まさしく空気を吸うように卓越した装いをこなすことができれば、所作や言動、身のこなしも自然に後からついてきます。
意識せずとも美を卓越している、そんな人がもっと日本に増えてほしい。
2019年はそんな人たちをもっと増やしていきたいと思っています。

今年もこんなわたしのたわ言に、お付き合いくだされば幸いです。
よろしくお願いいたします。

 


Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
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