BERUNです。

新しい洋服が仕上がってきています。
古いお付き合いのお客様は、シャツやスーツの直しの依頼をいただくことが増えてきました。
肘が破れたツイードジャケット。裏地の破れたスーツ。襟と袖が擦り切れたシャツ。
すべてお直しして、新たな気持ちで着られるように修復しております。
大切に着ていただいて、本当に嬉しいです。一つのものを長く持つという思想を抱き、今という激流を生きる。それが人生をタフに生きる男たちにとって必要なマインドだと思っています。

＜Sky Blue Check Jacket＞

英Marling & Evansの生地を使用した、ウール/リネンのチェックジャケットが完成しました。
スラックスはいつものHarrisonsのMersolairです。本当に便利で、とても使い勝手がいいので、ほとんどのお客様にお勧めしています。

シャツの完成が間に合わなかったので、着てこられたシャツに合わせておりますが、麻のシャツは合わせて3枚オーダーいただいております。３枚あれば、ジャケットに合わせる用の白・ブルー系と、真夏にシャツ単品で着る用の明るい色を選ぶことができるため、着こなしの幅がぐっと広がります。

柄のジャケットはやはり背中が美しい。柄が身体にしっかりと沿って流れていく様は、見るものを魅了する力があると思います。
今年からのBERUNの夏の新定番、BERUN的アンコンストラクテッドジャケットの仕様です。サイジングや細かな仕様にこだわり、軽く見えないアンコンジャケットです。

＜Blue Linen Check Jacket＞

こちらはHarrisonsのリネン素材を使用してお作りしたリネンジャケット。いつも質実剛健でシックな生地ばかりで仕立てていただいていたW氏でしたが、今回はカジュアルなスタイルをということで、少し明るさを持ち込みました。
結果的に、「これ仕事でもいけますよね？」となり、氏のビジネスでのワードローブを増やすことにもつながりました。

夏場は軽快さを出すために、ポケットチーフはマストです。

肩パットや副資材を使用していないアンコンストラクテッドジャケット（アンコンジャケット）ですが、肩幅を広くとり、着丈をしっかりと長めにとることで、軽くなりすぎません。
350gmsという肉厚なリネンのため、生地の厚みだけで立体感を出すことができます。

シャツもリネンシャツです。夏にリネンシャツを一度着てしまったら、コットンのシャツがいかに着苦しいか身体で感じてもらえます。

 

デニムトラウザーズのすすめ

スラックスはベージュのコットンと合わせて、デニムでもお作りしました。もはやBERUNでの創業からの定番アイテムになっているデニムトラウザーズ。既製服でも見かけるようになってきましたが、深い股上、ゆとりのあるサイジングと、ビスポークでしかこの良さは表現できません。
1代目がお釈迦になり、2代目、3代目と作り続けていく方。素材、色違いでももう何本もオーダーしてくださっている方。たくさんの方の、日常のワードローブになくてはならない一本になっています。

先日、リネン100％のデニムを仕入れました。200gmsという薄手のデニムのため、夏でも着用できます。
こちらをわたしの自宅で湯通しをしっかりとしてから、作成をするため、完成してからは洗濯機でガシガシ洗っても縮みません。
ビスポークをもっと身近に。わたしの思いです。

 
 

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