10年です。

BERUNです。

先週はブログをあげられませんでした。あれこれ考えているうちに、どれも書き途中なものばかりで。

日に日にコロナウイルスの話題が深刻になってきています。全国各地で、大きな集まりや催し物が中止になり、日本の活気がなくなっています。
わたしのような個人商店はそこまで大きな被害はありませんが、中国で生産していた衣料品が作れなくなり、代わりに日本の工場に依頼が舞い込んできていて、日本全体の縫製工場がパンクしている状況です。
納期も若干ですが、いつもより時間がかかってしまいます。大変ですが、こういうときだからこそみんなで助け合いをしていきましょう。

2月はありがたいことに、大変忙しくさせていただきました。
3月になってしまいましたが、BERUNは2月1日で10周年を迎えました。(報告が遅いですね笑)
21歳から始めたこの仕事ですが、まさか10年前、今のように仕事ができているとは想像もしていなかったです。

10代はラグビーとバンドに命をかけていて、紳士という文字からはかけ離れたわたしでしたが、こうしてテーラードの世界に足を踏み入れたことによって、人生は大きく変わりました。

学生時代の趣味であったアメカジからヨーロッパへと舵をきり、そのことによって利便性から優美性へと好みがシフトしていきました。物事の見え方、感じ方も物凄いスピードで変化していった10年でした。

個人商店ならではの、偏った(笑)スタイルで、これからより一層よい物を作っていきたいと思っております。
洋服に限らず、美しいものにこれからもフォーカスを当て、次の20年を目指して邁進していきます。
これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

カントリージェントルマンへ一歩ずつ

また、10年の節目で、生活の拠点を相模原の藤野へと移しました。写真は自宅近くの相模湖です。
元々青森の田舎生まれのわたしなので、いつかは東京を離れて二重生活がしたいと思っておりました。
前回のイギリスに行った際も、イギリスの片田舎の美しさに魅了され、イギリスの郊外からでも片道1時間以上をかけてロンドンに通勤している人が数多くいるという話を聞きました。
彼らは仕事はロンドン、生活は郊外の緑溢れる環境でのんびり過ごすということをやっています。
彼らはビジネス仲間と日常会話のように、自分の家の庭にどんな花が咲いているかという話をするそうです。落ち着いたらそんなこともやってみたいですね。

藤野に移住はしましたが、神楽坂へは週3,4日は来ておりますので、気兼ねなくご連絡ください。

白洲次郎のように、カントリージェントルマンを目指して、これからの田舎生活を楽しんでいきたいと思います。

BERUN 10years party

先日、10年の節目にBERUNのパーティを行いました。会場は昨年に引き続き、代官山のタブローズです。
今回は今までお世話になった昔のお客様に主に来ていただきました。呼ばれてない!と思われた方、すみません。。来てくれるかなぁっと気を遣ってしまっただけです。
BERUN創成期を支えてくださった方々には、感謝しかありません。
SNSやコマーシャルで集まった人たちではなく、みな人から人で繋がった方々です。
本物で、正直で、力のある方々だからこそ、厳しいことも言ってくださいました。
遠慮なく、いい、悪いと話してくれる方もいらっしゃいます。
だからこそ次に作るものの励みになりますし、こちらも遠慮せず関わることができます。

10年やってきて感じることですが、目の前や身近にあるものからアイデアをもらい、創作するのには感動の限界があります。日々、心を浄化させることが最も大切なことだと思っています。その心から見えるもの、そこから最高のアイデアが生まれると思っています。

少し変わった仕立て屋ですが、これからもお付き合いなほど、よろしくお願いいたします。

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
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◆Tel : 03-3235-2225

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