BERUNです。
記録的な猛暑が続く今夏。
東京都でも観測史上初となる40度超えを記録しました。
先日、久しぶりに某新宿百貨店に行き、セールの残り物とウインドウショッピングを楽しみました。
外へ出るのは建物と建物の間だけにしておきたいくらいの気温です。
愛車ポール(ミニ)も申し訳程度の微風クーラーしか付かないため、この気温で日中に乗りますとデスドライブになります。今の時期は冬眠ならぬ夏眠をしております。笑
以前、ドバイに出向していたお客様から聞いた話ですが、ドバイの夏は外気温50度を超えるため、日中の外はゴーストタウンだそうです。日中は皆ショッピングモールに逃げ込み、夜になるまで涼みながら買い物や食事を楽しむというのを聞きました。
50度とはいかなくとも、日本もこの気候は外に出ることを極力控えて、室内で愉しむのが得策でしょう。
そんなことを考えながら、涼しい店内をぶらぶらしていました。
店内を歩いていてとても気になったことですが、半袖&短パンの男性陣のなんと多いこと。
着ている本人は涼しくて快適なコーディネートだと思いますが、着るシーンを選ぶ着こなしではないでしょうか。
この気候だからしょうがない、と一瞬あきらめかけてしまいそうになりましたが、装いを提供する側の立場として考えてみます。
百貨店と言えば、おしゃれをして出向く場所というイメージがありましたが、今は変わってしまったのでしょうか。
数年前に流行った言葉で「(※)ワンマイルウェア(one mile wear)」というのがありましたが、もはやワンマイルに収まらない時代に突入したようです。何マイルまででも着ていけるので、「ナンマイルウェア」と名付けたいくらいです。
(※)ワンマイルウェア⇒家から1マイル内だけ着て出かけるような、部屋着感覚のカジュアルウェアのこと。
わたしはお洒落な場所で半袖Tシャツに短パンを履いている人を見ると、海にでも行ってきたのだろうか、と気になってしまいます。ゴルフ帰りの人たちの服装に特徴があるように、お洒落な場所で半袖短パンを見ると、思わず反射的にそう思ってしまいます。
半袖短パンの人を否定はしませんが、着る場面、そして着方をぜひ考えてみていただきたいのです。人がその街を作ります。
自分がどうあるべきか、というところから装うことをぜひ考えてみてほしいと思います。
わたしなりに大人さのあるカジュアルスタイルを考えてみました。
まず、生地を半分にカットしていいアイテムは、上下どちらかだけにしてみるというのはいかがでしょう。
上はポロシャツを着たら、下は長いパンツ(スラックス)にするということです。(わたしはTシャツというアイテムにも疑念があるので、ここではポロシャツとだけ書きます)
短パンを履きたい場合は、上は長袖シャツにするのです。
「頭隠して尻隠さず」ではありませんが、「腕隠して足隠さず」、もしくは「足隠して腕隠さず」です。
長袖シャツは暑いと思いますので、素材を麻にします。麻のシャツは夏の時期はマストです!
麻の長袖シャツに短パンというスタイルもいいと思います。
スラックスに裾はインでリネンの半袖シャツ、というスタイルも大人の余裕があってカッコいいです。
短パンの選び方も本当に難しいのですが、短すぎるものはNGで、長すぎるものもNGです。
カジュアルすぎるアイテムであるため、美しい短パン選びは本当に難しいです。いい雰囲気だなぁと感じるショーツは、ミリ単位で美しさを作り上げられています。
また、意外と女性は短パンアレルギーの方が多いように思います。
小学生みたい。確かに。正論です。
カジュアルでこなれ感があり、いい感じかと男性陣は思っているかもしれませんが、ショーツを大人らしく履きこなすのはとても難しいことなのかもしれません。
リネンシャツにグルカショーツ。足元はローファー。私が夏にやる定番コーディネートです。(こちらの写真はシャツのボタンを開けすぎですが、そこをのぞけば参考になるコーディネートです)
このように、着こなしも1つ考えてみることで、愉しみが格段に広がります。
後ひと月、暑い夏を楽しみましょう!
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