Spring


BERUNです。

3月が終わり、新年度を迎えました。
GWが明けたらクールビズですね。短い春を思う存分かみしめたいです。

4月に入り、脳内はいよいよ春モードに切り替わりました。
3月まで気持ちよく着ていたダークカラーのフランネルやツイードが、4月に入ると急に重たく感じてしまう。そんな不思議な感覚が、この時期にはあります。早い人では、3月の中旬頃から春の装いに切り替えている方もいらっしゃいますね。

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先日お越しいただいたK氏。昨年末にお会いし、Bespokeの魅力に気付いてしまった紳士予備軍。160cmという小柄な体格のため既製服が合わない。まさにBespokeの魅力を存分に感じられる、恵まれた体格をお持ちの方です。

昨年の秋冬に、ワインレッドのチェック柄のフランネルジャケットをお仕立てしました。
しかし3月の後半頃から、色味が重たい。早く春物が欲しい。と、今回のジャケット&スラックスを待ち望んでいただいていました。

今回お作りしたジャケットは、昨年に生産が終わってしまったハリソンズの”MIRAGE”。とても上品な質感で美しい仕立て上がりになる、わたしの大好きな生地でした。無くなってしまうのが非常に残念ですが、英国にある在庫がなくなるまで使います。
スラックスは”W Bill”社のネイビーコットン。春〜秋に活躍するセットアップコーディネート。

夏はシアサッカーやリネンが待っています。四季のある日本だからこそ愉しめる遊びです。

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この時期、意外と活躍するのがストール。こちらはわたしがスコットランドで買い付けてきたJohnstonsのCashmere/Silkのものです。
マフラーでは重い。しかし、首元がほんの少し寒い。そんな気候のときに活用します。

ストールは夏でも使うことができます。リネンのスラックスにポロシャツスタイル、夏の朝と夜なんかに、鞄に忍ばせておくと使うタイミングがあります。頭はパナマハット。冬と違い、着用するアイテムが減っていくため、使える物はとことん使っていきましょう。

 


 

”春のコート”と直訳されているスプリングコートも、意外と着る機会は多いです。

今の時期はもちろんですが、冬の時期にも、中にツイードや厚手なフランネルにした際、その上にチェスターフィールドコートでは重過ぎてしまう。そういうときにも使えるため、春・秋・冬と3シーズン着用できます。
スプリングコートという名前で、着る時期が短いと思われがちですが、はじめの一着はどの時期でも着られるよう、あまり鮮やかな色ではなく、グリーンやベージュ系(真面目に着るならネイビーもあり)を選ぶのがいいと思います。

 


 

先にお話しした身長の話に通じて、体格の話を最後に1つ。

よくお腹が出てきている方は、もう少し絞ったら、、と言われますが、わたしは、その体格にぴったりと合わせたときの格好よさをお伝えしています。

日本では、細身の方が格好よく洋服を着こなしている人はごまんといますが、大柄な方が本当のジャストサイズの洋服を着ている人はほとんどいません。体格で悩みを抱えている方は、その着こなし勝者0.0数%に入ることができます。
それをわたしは、街にいい意味で違和感を与える、と言っています。こんな体格の方がぴったりと合った洋服を着ている。それだけでいい意味で普通ではないのです。だから今、合う物を作るのが得策だと思います。

 


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