England ~1日目~

BERUNです。

23日、無事日本に戻ってきました。
ブログの編集ページが海外で開けず、ブログを更新すると言っていながらできませんでした。楽しみにされている方がおりましたら、すみませんでした。
内容は大まかには書いているので、徐々にアップしていきます。

初日

ヒースロー空港に13日の14時前に到着。
今回はわたしの親友であるSさんと、鞄職人の福島さんと3人での旅です。この3人は10日からの福岡旅行から一緒であったため、約9日間一緒にいました。

Green Park駅前

荷物を置いて、4年ぶりのロンドンに降り立ちました。この時期のヨーロッパは、16時ともなるともうこの暗さです。
わたしにとってイギリスは、まさに夢の国。イギリスにいる間、わたしはずっと夢を見ているような心地でした。
降車駅はもちろんGreen Park(グリーンパーク)駅。ピカデリーサーカス駅は混雑しているため、Jarmyn Street(ジャーミンストリート)、Savile Row(サヴィルロウ)に行くにはこちらの方が気持ちがいいです。
ヨーロッパは通り一つ変わるだけでもいる人の層がガラリと変わります。ジャーミンストリートの終わりとピカデリーサーカスの通りが隣り合わせなのは、いつ来ても不思議な感覚です。
日本は本当に安全に守られている国だと感じます。

THE RITS

グリーンパーク駅を出ると、目の前に趣のあるホテル、THE RITSがあります。宿泊予定はなくとも、レストラン、バーがあるので入ってみてもいいでしょう。入るときドアマンに、「Good Afternoon! Gentlemen(Lady)」と気持ちよく挨拶をしてもらうことに、半分以上の価値があると思います。笑

英国紳士はいなくなったのか

4年ぶりの興奮を抑えきれず、足早にサヴィルロウへ。
バーリントンアーケードを抜け、アバクロを無視し、いざサヴィルロウの入り口へ!意気揚々と足を踏み入れました。その途端、拍子抜けしてしまったのです。

Savile Rowの北側からの景色

Drake’s、アバクロキッズ、ハケット、、
錚々たる顔ぶれの店が減り、そこに入ってきているのは大きな資本を持つファッションブランド。
数年前までは老舗テーラーに入っても全く相手にされなかったのですが、今回は入る店すべてで積極的に話しかけられ、カードを渡されました。(我々3人の装いを見た対応かもしれませんが笑)
時代の流れなので仕方がないのですが、この変化にはショックを隠しきれません。元々はサヴィルロウと縁もゆかりもないブランドが、Savile Rowネーム欲しさに出店をし、タグにその名を冠しています。
もしかしたら、もうしばらくしたら、サヴィルロウというブランドはなくなるのかもしれません。危機感を抱かずにはいられませんでした。

イギリスに英国紳士はもういない

このことは、もうずっと昔から言われていることです。
ですが、わたしが住んでいた2011年や、その後に来た頃には、まだ絵に描いたような紳士をたまに見かけることがありました。
ボロボロのツイードの4ピース(ハンチングも共生地でつくること)を来た80歳過ぎの老紳士や、豊満な身体に立派な髭をこしらえた身なりのきれいな紳士など。
わたしの目で1日に1,2人見かける程度でしたが、そのときはいました。
今回の旅では、そういう人たちを見かける機会はより少なくなりました。
たとえば、老舗ハンティングウェアブランド「CORDINGS(コーディングス)」のようなThe English Blandの店内には、それらしい人はいます。
街を歩いていても、ほとんどの人がカジュアルウェアに身を包んでいます。ある一定数の人が、カバードコート、チェスターフィールドコートを身にまとっている程度です。

昔ある方が、
「若い頃は常に変化をし続けるアジアに行った方がいい。ヨーロッパは歴史が長いため、じっくりと変わっていくから、若い頃に行っても刺激がない」
という話をしていたのを思い出しました。当時はなぜか納得する節がありましたが、今となっては思うことがあります。
まず、ヨーロッパも常に変化をしていること。そして何より、街が変わらなくとも、自分自身が変化していることで、同じものでも見え方が変わるということ。わたしはこの後者はとても大切だと思います。自分の美意識、知識がどのくらい変化しているのかをはかるためにも、日常から離れる機会を作ることは大切です。
世界は急激に変化している。そう思わざるを得ない初日でした。

初日は街に出た頃にはもう暗くなってきており、閉店の時間も18時までであったため、軽く散策をし、明日に備えることにします。

宿泊させてもらう友人の家はとても雰囲気のいい戸建てのようなマンション。偶然にもわたしが住んでいた地区と同じエリアでした。懐かしさを抱きながら、お邪魔しました。
天気予報を見ると、英国滞在中ずっと雨です。早速、冬のイギリスに歓迎されました。

Atelier BERUN

東京都新宿区神楽坂6-8-23

http://berun.jp/
Facebook
◆Tel : 03-3235-2225

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です